サノライス佐野　朋之

自然の恵み豊かな里山で育てる。サノライスのお米

飛騨の豊かな自然の中で、農業を営む佐野さん。担い手（農家）がいなくなってしまった田畑を借り受け、体にも自然環境にも配慮したお米、大豆作りを行い、収穫したお米を無駄なく流通させ、佐野さん自身が農業を通じて豊かに楽しく暮らすことで、次の世代に「農業で生きていくのも悪くないな」と思ってもらえるよう8年間農業を行ってきました。現在は、多くの方が自分で食べるものを自給することができる社会、人をサポートすることに力を入れていきたいと思っています。
サノライスで作るお米は、自家採種で農薬・化学肥料・除草剤・畜産堆肥を使用せず、飛騨の自然の恵み豊かな里山でたくさんの手間ひまを掛けて育てた自慢の美味しいお米です。

未来と自然を守る。サノライスの田んぼ

飛騨地域は、中山間地であるため山の傾斜にある田んぼや小さい田んぼ、形が変わった田んぼなど耕作するのには条件が悪い田んぼが数多くあります。加えて、農家さんの高齢化、担い手（農家）不足、米価の下落などさまざまな要因で耕作が放棄された田んぼや畑、”耕作放棄地”が年々増加しています。サノライスでは、そのような田んぼを借り受けお米や大豆を栽培しています。条件が悪い分作業や手間ひまがかかり体力も必要ですが、そのような田んぼを守ることで、里山の環境を守ることにつながり、次の世代の未来にとって大切なことであると考えて農業を行っています。

佐野さんが農家になった”きっかけ”と”現在”

東京でバンド活動をしていた佐野さん。2015年に岐阜県飛騨市へ移住し「自分で食べる物を自分で作りたい」という思いから農業に興味を持ち農業を始める。長野県高山村の自然耕塾にて無農薬・無化学肥料でのお米作りを学び、稲作の面白さにハマりました。
現在は、飛騨地域で1町5反ほどの農地でお米や大豆を栽培しています。冬には、自家製の原料を使った味噌作りのワークショップなどを開催し、日本の伝統的な食文化や発酵文化のすばらしさを伝えています。