日本ミツバチを愛し、養蜂を楽しむ
飛騨日本みつばちの会は、平成30年11月に飛騨市で日本ミツバチを飼育している方々を中心に発足され、日本古来の在来種でありながらも絶滅の危惧に瀕している日本ミツバチの研究や飼育・保護にも取り組みながら、良質なはちみつの提供に取り組んでいます。
会員の方々は「日本ミツバチを飼いはじめ、その生態を学び目の当たりにすると、その生命力や健気な姿がとても愛らしく感じるようになります」と話します。希少な日本ミツバチを大切に保護し飼育するため、良質なはちみつを採取し飛騨市の特産品としていくため、知識や技術の向上を目的とした専門家による研修会を開催したり、会員同士で情報交換や現地視察を行うなど積極的に活動を行っています。
日本ミツバチたちは、飛騨の広葉樹が生み出す天然水ときれいな空気のもとで育つ多種多様な花々から蜜を運び、蓄えます。そのはちみつは濃厚で、しっかりとした甘みがありますが、口当たりは優しくフルーティーで食べやすい。後味はさっぱりとしたとても良質なはちみつです。
こんなところにも!?
会の活動の一環として、日本みつばちの保護も行っています。地域の方から「みつばちがいる!」と連絡が入ると、会長をはじめとした会員が保護に向かいます。保護した日本みつばちは会員の元で大切に飼育され、蜜を集めるため元気に飛び回ります。
また、飛騨市役所の市長室付近にも巣箱を設置し、養蜂を行っています。春には分蜂を、秋には密絞りを行い、多くの方に会のPRや養蜂の魅力、日本ミツバチの生態を伝える活動も行っています。
令和4年度には、10月に開催された「飛騨市食と森の祭典」に出店し、はちみつの試食やガラポン抽選でのはちみつプレゼントなどを行い、多くの方に活動を見ていただきました。