伝承作物

飛騨市伝承作物販売会 in 三寺めぐり朝市

飛騨市伝承作物販売会が開催されました!

古川町にある農産物直売所「三寺めぐり朝市」にて、飛騨市伝承作物の販売会が開催されました。
市内で古くから栽培され続けている作物の味や歴史を後世に伝えることを目的に平成29年度から始まった「飛騨市伝承作物認定制度」。令和3年度末までに14品目の作物が認定されており、それら作物の魅力発信や実際に手に取って、食べていただく機会として、飛騨市伝承作物認定委員及び活用委員や市職員により販売会が開催されました。

この日は、神岡町山之村地区で栽培されている「白たまご」や宮川町種蔵地区で栽培されている「種蔵紅かぶ」を始めとした6品目の作物の販売のほか、「あぶらえ」を使用したワッフルや餅といった加工品の販売、伝承作物を使用したメニューや加工品を提供・販売している市内飲食店等の紹介などが行われました。

また、前日9日(金曜日)には、市内飲食店喫茶あんにより「行真ねぎ」を活用したメニューの販売も行われました。

販売会に出席した、飛騨市伝承作物認定委員長であり、「船津かぶら」の生産者でもある中野多千子さんは「伝承作物として認定されている作物は生産量が少なく、希少であるため市内での販売も少ない。そのため、市内の方でも“伝承作物”というものを知らない方が多いと思うが、こういった販売会などが多くの方に知っていただく機会となり、後世に伝える活動の1つになる。この販売会をきっかけに、少しでも興味を持っていただいたり、一緒に栽培に取り組んでくれる方が増えたら嬉しい」と話しました。

販売会の様子