800年の歴史をつなぐ寡黙なトマト農家
飛騨市河合町稲越(いなごえ)地区にて有機農法でトマトなどを栽培しています。長尾農園では、食べると思わず「うまい」と言ってしまうようなトマトを作ることを目標に、栽培に取り組んでいます。うまいトマトを作るためには、農薬などに頼らなくても病気や虫に負けない健康で力強い育て方をしなければなりません。そんなトマトを作るには、まず栽培する土壌が豊かで元気でなけらばならない。元気のある土とは、微生物やミミズ、虫など多種多様な生き物が生きている土です。そんな土を目指して良質な堆肥や稲わら、雑草、米ぬかなどのいろいろな有機物を投入することで、生き物が住みやすい環境を整えて、豊かで元気のある土を育ています。
伝統工芸を引き継ぐ職人
長尾さんは、地元河合町で800年前から作り続けれらている伝統工芸品「山中和紙」を作る職人としても活躍しています。夏は、トマト農家として、農閑期の冬は、地元の歴史をつなぐ職人として活動しています。長尾さんの作る「山中和紙」は長尾農園のサイトから購入できます。