シードフードデザイン 中川 雄介さん
種から食を考える「Seeds Food Design」
東京都出身で飛騨市在住の中川さん。19年間と長い間食産業に携わっていく中で、「これからあるべき本当の食の大切さ」を知り2022年に独立。19年の間に、時代に合わせた食のデザインを、レシピ開発や商品開発、デザイン、撮影、食材のコーディネートを通してやってきました。今まで食産業に育ててもらった技術と知見を活かして、本来あるべき食を広めていきながら、これからの食を支える生産者のバックアップが少しでもできればと思い活動を行っています。
詳細情報 ~お問い合わせ先~
ホームページ1 : Seeds Food Design(HP)
(※中川さんへのお問い合わせは、上記のHPより)
ホームページ2 : 飛騨スパイスカレー研究所(HP)
レシピ考案者からのコメント
飛騨に住んでいる人にとっては、豆は甘いものというイメージが大きいが、海外では、豆は塩味というイメージの方が強い。今回の考案したレシピは、”白たまごを煮豆などで使用するのではなく、スパイスを使用し若い人達にも気軽に食べてもらえるようにしました。
【白たまごのレモンスパイスカレー】は、”白たまご”のホクホク食感と古くは冠婚葬祭の特別な時に使われていたという美しさを活かして、ココナッツミルクとレモンを使用した本格的なスパイスカレーに仕上げています。動物性の原料を一切使用していませんが、”白たまご”の存在感とココナッツミルクのコク、レモンの酸味、スパイスの香りが一体となり、物足りなさを感じさせない満足感のある味わいです。
【白たまごと柿のライタ】は、季節の野菜やフルーツを切って、ヨーグルトとクミン、ブラックペッパーなどのスパイスと和えるだけで出来る簡単で本格的な一品です。”白たまご”のスッキリした味わいとホクホク食感に、柿の甘さとクミン、ブラックペッパーの香りを加えたスパイシーなライタとなっています。そのままでも美味しいですが、カレーに混ぜても美味しくお召しあがりいただけます。(※ライタとは、インドやその周辺の地域で食べられているヨーグルト料理です。)
今回使用した”白たまご”や飛騨市伝承作物は、飛騨の食材でも貴重なのに知られていないのが勿体ない。このレシピを活用してもっと多くの人に伝承作物というものを広く浸透させていきたい。飛騨地域の貴重な食材を繋いで広く普及していくことは、生産者だけではなく食べる側の人たちの協力も必要であるため色々な人に食べてもらいその素晴らしさを繋いでほしい。