地元のおいしい食材を学校給食で味わう
飛騨市では、年間を通じて学校給食で飛騨市産の農産物や加工品を提供し、食の大切さや地域を誇りに思う気持ちを育てることを目的としている「ふるさと学校給食・ありがとう給食」事業を行っています。
さらに、年に1度は、「飛騨市ふるさと学校給食の日」と称して、飛騨市産の食材がふんだんに使用された給食の提供に併せ、地元のおいしい食材や農家さん、食に関わる方々のこだわりや想いを学び、故郷に誇りを持ってもらおうと、市内農家と市職員による食育授業も開催しています。
令和4年9月:飛騨市ふるさと学校給食の日
この日の給食は市内の小中学校統一で、「飛騨牛丼」や大豆の「煮豆」、「ほうれん草ののり酢あえ」の他、山之村牧場の「ミルクプリン」がメニューでした。
また、この日に合わせて山之村小学校では、山之村地区でほうれん草を栽培している清水琢也さんと市役所職員による授業が行われ、清水さんは「毎日、一生懸命育てたほうれん草を、食べた方から『おいしい』と言ってもらえたり、先輩農家さんから『良いほうれん草を作るね』と言われると嬉しい。主役となる食材をより一層おいしく引き立ててくれるほうれん草を楽しんで食べてくださいね。」と話されました。
清水結月さん(5年)は「飛騨市の食材のことや飛騨のほうれん草について初めて知ったことがあったので、家に帰ったら調べてみたい」と代表して感想を発表し、給食を食べた児童たちは「牛丼が特においしかった」、「ほうれん草がとても甘かった」などと満足気に給食の感想を話していました。
授業の様子
給食の様子
令和4年10月:飛騨市産の新米を提供
10月には、ふるさと学校給食の一環で、市内農家が栽培した新米が提供されました。
古川町内の小中学校等では(有)エイドスタッフの新米、神岡町内の小中学校等では石神郷の会の新米が使用されました。
古川小学校5年3組の竹村那由多さんは「ごはん大好き!今日のお米は噛めば噛むほど甘くて、おかずが無くても食べれた!家でも食べたいです」と笑顔を見せていました。また、同小学校の5年生の児童は、新米の提供元である(有)エイドスタッフ代表の田中一男さんから授業で米づくりを学んでいるため、「田中さんに美味しかったと伝えたい!」「ありがとうと話したい!」と話していました。